2008年11月06日

高槻の京町屋3

高槻の京町屋3
高槻の京町屋3

今回ご紹介させていただくのは・・・・
この写真↓


これは、奥座敷の写真です。
まず・・・4枚の建具に対して、2枚の欄間・・・。
この欄間は、障子で、さらに片引きとなっていて両サイドにスライドできてしょんぼり
『片引き欄間』と言います。
この『片引き欄間』も京町屋の特徴の一つです。

まず・・・バランス的に4枚の建具に対して、普通4枚の欄間が豪華でいいように思うのですが・・・・
昔の京都人は、セレブに見せたくても・・・どちらかというと、セレブでも知識人といいますか・・・
粋な事、また、京独特の「わびさび」を求めていったので、
ゴージャスよりもシンプルなものに美を感じていたようです。
このシンプルさ・・・できるだけ余計な」もの削ぎ落とすという想いは
ここだけでなくいろんな所で出てきます。

またこの欄間を片引きにすることによって、風の通りをよくさせるという工夫もあります。

そして・・・この続きでもうひとつ↓


これは、この建具の奥にある『中庭』です。
中庭は京町屋を語るのに、欠かせないモノです。

京町屋は間口が狭く、奥行きの長い土地に建てられた・・・いわゆるうなぎの寝床です。
隣接する家との間には開口部がなく、家の前、中、奥に庭を造りました。

中庭を造ることで、見た目だけでなく、蒸し暑い夏を快適に過ごす工夫があるんですキョロキョロ
中庭に暑い空気を集めて、厚い空気は上昇していきます。
その上昇気流でまた、なくなった空気のところに、新しい空気が入っていくと、
空気の流れる道ができ、気温の上昇を抑えていたんですね!

それから、ちょっと写真では見にくいのですが、水さしのようなものもありました。
これは、暑い空気が中庭に集まり、この水がさらに、空気の上昇気流との相乗効果によって
水分の気化が促されて、さらに気温を下げるという効果に役立っています。
昔の人が、これを科学的に立証して、やっていたとは、思えませんが・・・・
これも、蒸し暑い夏をどう快適に過ごすか!という経験からできた知恵なんでしょうねオドロキ

家にとって、水分は、家を腐らせたり、結露を発生させたりと悪いイメージがありますが、
上手に建物を造り、打ち水や行水など、水とうまく付き合うことで、
とっても、ECOにつながるように思います。
昔の京町屋を見学させていただいたことで、昔の人の生活から得る知識や知恵も
勉強になります。
ただ・・・新しいからいい、古いからダメでなく、新しいものでも古いものでも
自分にとって、家族にとって、環境にもそして地球にもいいもの取り入れる。
そのためには、自分自身が新しいもの、古いものにとらわれず、正しい知識や知恵を
知らなくてはいけないと・・・改めて思いましたスマイル

まだまだ・・・高槻の京町屋・・・続きまーす拍手




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