2008年11月05日
高槻の京町屋2
高槻の京町屋2
高槻の京町屋2
昨日は、『舞良戸の原型』をご紹介致しました!
今回は・・・
第2弾!
まずはこの写真
これは京町屋の平書院です。ここで、ちょっと補足・・・・・
書院とは、室町時代に始まった建築様式。床の光が入る側の脇に設けられた窓周りのことで、
昔は読書(勉学)の場所とされていましたが、今では飾りとして取り扱われています。
書院には、付書院と平書院があります。
付書院→柱間に外部に張り出すように(今でいう出窓)棚板を設け、欄間・中鴨居の下に
縦繁障子(書院障子)を入れて、明かり取りをした。
平書院→付書院を簡略化しもの。外部に張り出さず、棚板がなく腰壁をとった柱間開口部に
縦繁障子(書院障子)を入れたもの。
と・・・ではなぜ、この平書院が京町屋の特徴が出ているかというと・・・

欄間と縦繁障子のバランスにあります。
従来の書院造りでは、上から1尺の欄間に4尺5寸の書院障子・・・・・
京町屋の平書院では、それが、1尺5寸の欄間に4尺の書院障子というように
欄間と書院障子のバランスが違ってきます。
本来、読書の場としての書院がシンボル(飾り)として民家にも取り入れられるようになった。
このバランスが京町屋の特徴を色濃く残しているとの事

そして・・・
この写真はこの京町屋の天井部分です。
この天井は『いなご天井』っていう工法を用いた天井です

とっても簡単に説明させていただくと・・・
書院造りでは、平天井の工法をとっていましたが・・・・・これは、とってもお金
がかかる工法でした。それゆえ、もちろん昔のセレブ達でなければ、当然できませんでした。
それを、見た目だけ真似して簡単な工法でお求め安く仕上げたのがこの『いなご天井』
なのです。『平天井』の本式の工法を残留しているのが『いなご天井』でなのであります。
とはいっても・・・そぎ刃合わせは、手の感覚だけを頼りに合わせていかないといけないので
材と技術がなくてはできない工法なのです。
どの世でも、お金持ちのセレブの真似をしたいのは同じで、『いなご天井』は
昔のプチセレブの間で広がり、時を経て民家へと広がっていった・・・・・というところでしょうか

この天井は、初期だからこそ、平天井の工法を残留しているため、価値があると
窺えます。
まだまだ・・・続きます

次回第3弾・・・・でご紹介します

Posted by yuna at 10:01│Comments(0)│TrackBack(0)
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